メルセデス・ベンツ・W126, by Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki?curid=1016362 / CC BY SA 3.0
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メルセデス・ベンツ・Sクラス 」 メルセデス・ベンツ・W126 メルセデス・ベンツ・W126(Mercedes-Benz W126 )は、ドイツの自動車メーカーであるダイムラーがメルセデス・ベンツブランドで展開しているSクラスの、2代目モデルである。
W126はそのコードネーム。
1979年から1991年まで製造・販売された。
コードネームW116の「開発発展版」とも呼ばれ、内外装ともに似ている部分が多く存在する。
派生モデルとしてクーペタイプのSEC(C126)が登場している。
なおロングボディ仕様には別途「V126」というコードネームがあるが、通常はそれも含め「W126」と呼ばれる。
メルセデス・ベンツSクラスは、永きにわたり世界の富裕層から信頼されている高級車である。
高価格ではあるが、それ以上の品質と信頼性・安全性を備えているという意味で「最高の道具である」とも評される。
W126は、その評価を確固たるものとした車であり、歴代Sクラスの中で最も販売台数の多いモデルである。
W126(以下、V126も含む)は、2代目Sクラスとして1979年9月にフランクフルト国際モーターショーにて初公開された。
初めは標準ホイールベースセダン(SE・SD)とロングホイールベースセダン(SEL・SDL)のみ発売されたが、1981年9月にはクーペタイプ(SEC)も発売された。
発売した13年間において、全世界で89万2,123台(セダン81万8,063台、クーペ7万4,060台)売れ、W126は最も人気の高いSクラスであった。
日本での発売時期はバブル期にかかっているため、非常によく売れたモデルの一つであった。
新たな自動車工学の導入や安全性の向上、パワーシートなどの快適装備の導入など、メルセデス・ベンツのフラグシップに相応しい改良が行われた。
特に上級モデルの500と560には以下の装備が搭載された。
500SEL 運転席 500SEL 後部座席 W126 スイッチ類(上の写真-前席,下の写真-後席) W126はボディ形状に空力的なリファインを施した最初の高級車である。
先代W116の持つ高度な走行性能や快適性、徹底した安全性を引き継ぐとともに、オイルショック後の時代背景を受け、省エネルギーと環境保護を念頭に置き開発された。
W116と比べ車幅を縮小し軽量化した車体を持つ。
500SE 560SEC 500SECと560SEL 最終モデルに相当する1990年の正規販売価格(定価)は次の通りであった。
いずれも消費税を含まない。
Trasco 1000SEL モンテヴェルディ・ティアラ 各国のコーチビルダーや車両改造業者による各種バージョンがある。
リムジン、シューティングブレーク(ワゴンボディ)など。
スイスにかつて存在した高級車メーカーであるモンテヴェルディは、W126の前後デザインを変更しサッコプレートを取り外したモデルを「ティアラ」として発表している。
また、キャラット社、トラスコ社など数多くのコーチビルダーが、ストレッチリムジン化や内装の擬装(テレビや時計、カルティエのシャンパングラスなど高級装飾品の装着)を行なった。
なお、ボディ延長にも様々な手法があり、ボディを伸ばさずパーティションを装備したモデルもあった。
また、これらは当時の好景気も乗じて日本にも多く輸入された。
価格の相場は標準タイプの約倍の3,500万円から6,000万円程であった。