03月23日 17時20分
23日午前、大阪・島本町で、京都府警のパトカーに追跡されていた乗用車が大型トラックと正面衝突し、乗用車に乗っていた1人が死亡したほか、2人が大けがをしました。
警察は、3人が近くで起きた強盗傷害事件に関わっていたとみて調べています。
23日午前11時すぎ、大阪・島本町の国道171号線で、京都府警のパトカーに追跡されていた乗用車が対向車線の大型トラックと正面衝突しました。
この事故で、乗用車はフロント部分がめちゃめちゃに壊れ、警察によりますと、乗っていた3人のうち、1人が頭を強く打って、死亡したほか、2人も大けがをして、病院で治療を受けています。
また、トラックを運転していた31歳の男性も軽いけがをしたということです。
京都府警によりますと、この事故から30分ほど前に、現場から3.5キロほど離れた長岡京市の住宅に覆面をつけた3人組の男が押し入り、金品を要求したうえで住宅にいた50代の男性を殴るなどして大けがを負わせ、逃走したということです。
この強盗傷害事件の逃走車両と特徴が一致したことから、パトカー2台で乗用車を追跡していたということで、警察は乗っていた3人は事件に関わっていたとみて、調べています。
追跡中の車両が事故を起こしたことについて、京都府警は「追跡行為は適正であったと考えている」とコメントしています。
【現場近くに住む女性“すごい音がした”】
現場近くに住む70代の女性は、「川沿いを散歩していたらパトカーの音がして、直後に『ドカーン』というすごい音がした。男の人が頭から血を流して倒れていて、乗用車はめちゃめちゃに壊れていた。いつも散歩で通る道なので、巻き込まれていたかもしれないと思うと怖い」と話していました。