●交通コメンテーターである西村直人が見て、触れて、運転したインプレッションをお届け!
日本ではすでに30台以上が営業運行をしている連節バス「シターロG」のステアリングを握って参りました。今日ほど、交通コメンテーターを通してきて良かったな、と思えることはありません。私、ただの免許マニアじゃございません! それにしても、このシターロG、とても運転がしやすいことにびっくり。2軸と3軸のズレはタイヤ1.0本から1.5本分。後退時は(運行上必要なくとも)けん引免許がないと蛇のように右往左往してしまいそうですが、それでも広範囲(18m後もバッチリ見えます)までしっかり映してくれるアウターミラーのおかげで車庫入れも一発で決まります。幅寄せもしかりで、バス停での停車を模して左側の縁石10㎝まで幅寄せしてみましたが、後部車両の追従が抜群(!)に良いため、ほぼフツーの路線バスと同じ感覚でステアリング操作ができました。現在、日本のSIPでは自動走行で、この「幅寄せ」を行なおうとしていますが、シターロGなら、手動運転でも十分勝負できます! なおスターティングプライスは7,000万円(変動あり)とのこと。