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Mercedes-Benz G-Crass AMG G36は1995年~1998年まで作られたベンツG320のチューニングカーである。
元々AMG社は独立したメーカーで1999年にダイムラーグループに吸収されるまではAMGとして販売されていた。
分かりやすく言うとBMWに対するアルピナの様な存在である。
AMG G36はベースのベンツG320の直列6気筒3200ccエンジンのM104エンジンをボアアップして3600ccにチューンングされたエンジンである。
もちろんエンジンだけでは無く足回りも専用のチューニングが施されている。
当時Gクラスには5000ccのエンジンを載せたモデル(G500)も有ったがAMG社は最終完成形・
直立6気筒のM104エンジンを選択したのだ。
さてM104エンジンであるがMercedes-Benzがコスト無視して作っていた6気筒エンジンの最終完成形のエンジンと言っても過言ではないだろう。
1999年に長い歴史の直列6気筒エンジンは最終完成形のM104エンジンをもって一度終止符を打つ事になるのだ。
最近になって新型のM256エンジンとして直列6気筒エンジンが復活する事になるのだがその間の20年近くは直列6気筒エンジンを採用していない(コストが掛かる)。
AMG G36に搭載されたM104改エンジンは他だとAMG C36やAMG E36Tに搭載されて271psの出力をほこったがAMG G36にはトルク重視のセッティングであえて最高出力は258psに抑えた仕様になっている。
日本にはおよそ90台程度輸入されたが最終モデルのみスピードメーターの表示が280kmとなっている。
もちろん空気抵抗の塊の車なので200km出るかも危ういが。
本来オフロードを走るための軍用車なので強靭なフレームを持ちパリダカールラリーで走行していた初期の三菱パジェロはGクラスのシャシーを使っていたくらいである。
標準装備で4輪デフロックを搭載しており動画に出てくる程度のオフロードはベンツGクラスにとってはもはや普通の道でしか無い。
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